どちらを

G · 平均評価 3.3 · 2018 · 14分
実の父を知らずに育った息子と、その父に会うかどうかを選ばせようと旅に誘った母。その道中、さながら人生のように、2人の前には些細なものから重要なものまで、様々な選択肢が現れる。しかし、劇中で提示されるのは選択肢だけであり、決して親子が選んだ結果は示さない。どちらを選択したとも解釈し得る表現で、物語は先へ先へと進み、常に選択の数だけ“可能性”を抱えたまま進行していく。そんな従来にはない物語構造によって、選択を経て新しい段階に入る親子関係を描き出す。

(C)2018 「どちらを」製作委員会

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