アクエリアンエイジ 劇場版

G · 平均 1.5 · 2008 · 1時間23分
帰宅途中の日下部要(桜田通)と先輩・司馬一心(植原卓也)の前に、ケガを負った少年(木村啓太)が倒れ込む。しかし少年は2人の前から立ち去り、ライブハウス・エアロへ入って行った。熱気を帯びたライブハウスで、少年は携帯電話で何者かに助けを求める。そして誰もいなくなったライブハウスには、血の混じる巨大な爪痕と、漆黒の羽根が残されていた。翌朝、要は何日も続く背中の激痛で目が覚める。登校中、齋木直哉(栩原楽人)は、要が近い内に事故に巻き込まれる予感がすると、要に忠告する。その予言通り、要は何者かに襲われる。要は大学病院のベッドの上で目覚める。研究員マヤ(長澤奈央)は、要の遺伝子に興味深い結果が出たと告げる。ヒトゲノムの研究をしている手塚教授(堀内正美)と助手・雨宮(綾野剛)によると、要は黒い羽根を持つ獣の一族・ダークロアの血を受け継いでおり、背中の痛みは羽根が生えるからだと言う。要は恐怖から病院を飛び出すが、鏡に映る背中の傷を見て、手塚の言ったことが真実であることを理解する。エアロの事件の犯人が自分かも知れないと思った要は、自ら研究室に戻る。そこで要は、ダークロア以外の特別な遺伝子を持つ勢力を知る。東洋の秘術を継ぐ阿羅耶識、西洋魔術師の一派であるWIZ-DOM、予知能力やテレパシーに優れたE.G.O.、白い羽根を持ち天使の血を引くイレイザーである。要は、エアロで姿を消した少年・天羽つかさがいると聞いた教会を訪れる。しかし、つかさを保護している神父・中浦智律(藤井俊清)に事件のことを問い詰められ、要は逃げ出してしまう。背中の痛みに苦しみながら歩く要の前に、直哉が現れる。直哉は、要がもっと危険なことに巻き込まれると言う。要はそれを聞き、直哉がE.G.O.ではないかと思う。それを伝えようとするが、背中の痛みに耐えかね、崩れ落ちる……。