顔のないヒトラーたち

G · 平均 3.5 · 2014 · 2時間1分
1958年、西ドイツ・フランクフルト。第二次世界大戦が終わってから十数年が経ち、西ドイツは西側諸国との結びつきを強くして経済復興を成し遂げようとし、大半の人々は戦争は過去のものとして当時の記憶も自分たちが犯した罪も忘れ去ろうとしていた。そんな中、あるジャーナリストがかつてアウシュヴィッツ強制収容所にいた元親衛隊員が規定を破り教職についていることを突きとめる。上司の制止も聞かず、新米検察官のヨハンはジャーナリストのグニルカや強制収容所の生き残りであるユダヤ人シモンとともに調査を開始。様々な妨害にあいながらも、検事総長バウアーの指揮のもと、生存者の証言や実証を得ながらナチスがアウシュヴィッツで犯した罪の詳細を明らかにしていく。