みんなのいえ

G · 平均 3.2 · 2001 · 1時間56分 · コメディ · 日本
脚本家の直介と妻の民子は、郊外の土地にマイホームを建てることになった。設計は民子の大学の後輩で新進気鋭のインテリア・デザイナー、柳沢に、施工は民子の父で昔気質の大工の棟梁・長一郎に依頼。ところが、おしゃれで開放感溢れるアメリカ建築をデザインする柳沢と、とにかく頑丈な和風建築を建てようとする長一郎は対立を始めてしまう。ぶつかり合う、妥協を許さないアーティストとしてのプライドと、職人として納期に間に合わせようとする職人の誇り。そんなふたりの間に立たされた直介と民子はおろおろするばかりだ。しかし、長一郎は柳沢がトイレのタイルに竹割りを指定してきたことから、柳沢は壊れた顧客の西洋家具を長一郎が見事な職人技で直したことから、次第に互いのことを認めるようになっていく。そして、いよいよお披露目の日。柳沢と長一郎は丘の上から完成した家を、感慨深げに眺めるのであった。