裸足の天使

G · 平均 2.5 · 1979
ビル・グラント(ジョージ・バーンズ)は、82歳の高齢だが、かつて名ボードビリアンとして名を成しただけあって快適に健康に1人暮らしを送っている。1人娘のシリル(ロレイン・ゲリー)などは、カムバックを勧める始末だ。ある日、食料品を仕入れにスーパーに出かけた彼は、車のトランクに美少女が入り込んでいるのを見て驚く。しかも彼女はオール・ヌードだ。家に連れて帰り、着物を着せてやったビルは、彼女から事情をきく。ケイト(ブルック・シールズ)と名のるその少女は孤児院を脱走し、チンピラ、デメスタ(ウィリアム・ラス)と同棲していたが、そこからも逃げ出し、その際、服をなくしてトランクに忍んでいたのである。思いがけない美しい珍入者に、その日からビルの生活が変わる。まず、周囲の人間たちから彼女を隠すことに苦心する毎日。はじめは、ビルの家から逃げることを考えていたケイトも、やがてビルと心を通わすようになり、2人はスワニーを共に聞きながら食事し、ソファとベッドで別々に休んだ。しかし、デメスタと警官が遂にケイトの居所をつきとめ、ビルの家にやって来た。その場は昔仲間の奇術師の助けでなんとかケイトをかくまうが、やがて、このロマンスに満ちた美少女との暮らしも別れの時を迎える。ケイトは学校に戻り、ビルは、入院中だった親友のマックス(バール・アイヴス)と久びさに言葉を交わすのだった。