金メダル男

G · 平均評価 2.7 · 2016 · 1時間48分
東京オリンピックの開催に日本中が沸いていた1964年。長野県塩尻市に秋田泉一という男の子が誕生した。小学生時代に運動会の徒競走で1等賞に輝いた彼はその幸福感にとりつかれ、以降、絵画や書道、火起こし、大声コンテスト、鮎のつかみ取りに至るまでありとあらゆるジャンルで1等賞をゲット。いつしか“塩尻の神童”“塩尻の金メダル男”と呼ばれるまでになっていた。ところが中学に入学すると、思わぬ落とし穴が彼を待っていた。1等賞からすっかり見放された泉一は、高校入学後に巻き返しを図るが、それは壮絶な七転び八起き人生のはじまりに過ぎなかった……。