レビュー
レビュー
star5.0
この映画ほど、意見や解釈が分かれる映画は無いほど。とりあえず私は、主人公が川を遡りながらカーツ大佐のもとに近づくにつれて、主人公の心や価値観などもカーツ大佐に近づく、と考えています。では、そのカーツ大佐とは?戦争の中に存在する狂気、あるいは心の奥にある闇、それらの向こう側の存在ではないでしょうか。明らかに狂気なのだが、そこには一貫した理念や思想があり、自由さえもある。事実、カーツ大佐は静謐の中で落ち着きはらってさえいる。 この狂気の向こう側を体験する主人公がとった行動とは…。その行動に賛成するのか、はたまた反対するのか。 撮影の仕方、音楽の入れ方、キャスティングはもちろん、そして上記のような文学作品ともいえるような重厚なストーリー。 映画史上に燦然と輝き続ける傑作だと感じます。
20